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【レビュー】耳の前にスピーカーが浮く!ソニーのヘッドホン「Float Run」を徹底レビュー!骨伝導との違いは?

※この記事は一部広告を含みます。

Float Runについて

SONYのイヤホン「Float Run」は、耳の前にスピーカーが浮く独自の「オフイヤー」デザインを採用しています。耳を塞がないため快適な装着感でありながら、高音質を提供しています。そのため、外音を聞きながら安全にランニングや日常作業を楽しむことができます。

Float Runの特徴としてはざっと以下が挙げられます。
・軽量設計(約33g)と防滴性能(IPX4)で汗や雨にも対応
・USB-C充電対応。10時間のバッテリー駆動に加え、クイック充電も可能
・16mmドライバーによる高音質と音漏れを抑えた設計が特徴
・本体でのボタン操作以外にも、スマートフォンの音声アシスタント機能も搭載

www.sony.jp

Float Runを選んだ理由

筆者は長らくカナル型(耳穴に装着するタイプ)のイヤホンを使ってきました。耳に装着している分音質はいいのですが、長時間使っていると耳の中がかゆくなったり湿ったりしてしまう、個人的な問題がありました。
また最近は骨伝導タイプのイヤホンも登場しています。近くの電気屋さんで骨伝導タイプを試したところ、確かに耳を塞がないので装着感はいいのですが、振動が少しくすぐったいようなかゆいような感覚がありました。(骨伝導タイプとの比較は後述します)

そのため、両タイプのいいとこ取りをしたようなFloat Runを購入することにしたのです。

 

開封の儀

早速届いたので開けていきます。箱はこんな感じ。

Float Runの箱

 

商品の中身はこんな感じ。本体、USBケーブル、収納用の袋 (+説明書)となっています。

Float Runの箱の中身

 

本体を近くで見るとこのようになっています。黒い部分に電源や音量が操作できるボタンが付いています。白い部分にはスピーカーがあることが分かりますね。

Float Run本体

 

使い心地

筆者的には以下4つの観点で使い心地がいいと感じました。

1. 耳への負担ゼロ、長時間でも快適

従来のイヤホンは耳穴に直接挿入するため、長時間使用すると耳に違和感を感じたり、痛みを覚えることがあります。しかし、Float Runは耳を塞がない「オフイヤー」デザインを採用しています。そのため、耳穴への負担は一切なく、長時間のランニングや作業中でも快適に装着し続けることができます。

2. 軽量&安定感抜群の装着感

わずか約33gの軽量設計と、頭の形にフィットする柔軟なバンドになっています。締め付け感もなく、装着感は抜群。耳の前に浮くスピーカーは全体の重量バランスを考慮して設計されており、ランニング中でもズレにくくなっています。

3. 周囲の音を聞きながら安心して使用可能

「オフイヤー」デザインは、周囲の音を自然に聞き取れる点でも優秀です。ランニング中でも車や自転車の音が聞こえます。また家事をしながらであれば、家族の声やインターホンなども聞こえるため、日常生活の面でも使いやすく安心です。この「ながら聴き」の特性はFloat Runだからこそ出せる良さでしょう。

4. 期待を裏切らない音質

音質も非常にクリアです。耳の前に浮く16mmドライバーを搭載したスピーカーがバランスの良い音を届けてくれます。耳に直接音を伝えるわけではありませんが、浮かせた状態でも十分な音量と広がりを実現しています。外音を聞きながらでも、音楽の細部までしっかり楽しめる高音質です。

 

気になったとこ

すでにFloat Runを気に入っている筆者ですが、少し気になった点もあったので、ここは包み隠さず言及しておきましょう。

1. コンパクトさにはやや欠ける収納性

スピーカーとボタン部分が少し大きめです。またバンド部分も形状記憶のようになっているので、ケーブルほど柔らかくはありません。そのため、カナル型イヤホンのようにポケットや小さなケースにスッと収まるわけではありません。付属のキャリングポーチがあるものの、それなりの大きさがあるため、バッグに収納する際には少しスペースを取ることになるでしょう。

収納性の問題は骨伝導ヘッドホンにも同じことが言えるかもしれませんが、持ち運びを重視する方にとっては、購入前に確認すべきポイントかもしれません。

2. 風の影響を受けやすい場合も

耳を塞がないオープンイヤー構造の特性上、周囲の音が聞こえやすいという利点がありますが、同時に外で風が強い場合、風切り音が混ざってしまい、音楽や音声が聞き取りづらくなることがあります。特にランニング中や自転車に乗っているときに風が強い環境だと、その影響がを受ける可能性があります。ただし、音量を上げることである程度カバーできますし、普段の使用では大きな問題にはなりにくいでしょう。

 

Shockz「OpenRun Pro」との比較

さて、冒頭でも書いたように筆者は骨伝導ヘッドホンも試した結果、Float Runを購入することを決意しました。しかしながら人によっては骨伝導の方が合う人もいるでしょう。今どちらにすべきか悩んでいる人のために、骨伝導ヘッドホンの中でも人気モデルであるShockzの「OpenRun Pro」Float Runにどのような違いがあるか比較してみましょう。

1. 骨伝導か「オフイヤー」か:音の伝え方の違い

まず注目すべきは、音の伝え方の違いです。

Float Runは耳の前にスピーカーが浮かぶ「オフイヤー」デザインを採用。音を空気の振動で鼓膜を通じて届けるため、一般的なイヤホンに近い自然な音質を提供します。一方で耳を塞がないため、外音も聞き取れる安全性を確保しています。

対するOpenRun Pro骨伝導技術を採用。音を骨を介して直接内耳に伝えるため、耳を塞がず外音を聞きながら使用できる点は同じですが、骨伝導特有の振動を感じます。また骨を介して音を伝えることから、音質も少し異なるでしょう。

ただし音質については、筆者はどちらが良い悪いは特に分かりませんでした。音質にもこだわる方は、ぜひ近くの電気屋さんで試してみてください。両者の音質の違いをあらかじめ確かめることをおすすめします。


2. 価格の違い:どちらがコスパが良い?

次に価格を比較すると、Float Runは正規価格18,700円、一方でOpenRun Proは23,880円と、約5,000円の差があります。

この価格差をどう見るかは、使い方や好みによるでしょう。なお、OpenRun ProについてはAmazon正規価格よりも安く出品されています。OpenRun Proの購入を検討されている方はぜひチェックしてみてください。

 

 

まとめ - どんな人にFloat Runは向いているか

カナル型のように耳穴に装着するイヤホンから卒業したいと考えている方にとって、Float Runは乗り換え先として良い選択肢になるでしょう。骨伝導ヘッドホンの振動が気になる、コスト面を抑えたい、という方にはFloat Runは特におすすめです。Amazonであれば、正規価格よりも安く手に入るのでぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。