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はじめに
最近Amazonのタブレット売れ筋ランキングで、謎のブランド「Bmax」のタブレットが1位2位を独占していることに気がついた。iPadからタブレット買い替えを検討している筆者からすると気になって仕方がない商品だったので、今回は謎のBmaxタブレット「I10 Plus」と「I9 Plus」のスペックを調べ、iPadの代わりになるのかを調査していく。
なお過去の記事で、KindleタブレットやXiaomiタブレットをiPadと比較した記事を書いているので、タブレット購入を検討されている方はぜひ参考にしていただきたい。
製品一覧を比較
ざっとBmaxタブレット2製品のスペックをまとめてみた。
Bmax I10 Plus | Bmax I9 Plus | |
値段 | 12,675円 | 10,900円 |
OS | Android 15 | Android 15 |
画面サイズ | 10.1インチ | 10.1インチ |
重さ | 535g | 500g |
CPU | Unisoc T606(1.6GHz) | Rockchip RK3562 (2.0GHz) |
RAM | 4GB+8GBの仮想メモリーRAM | 4GB+8GBの仮想メモリーRAM |
容量 | 128 GB | 64GB |
カメラ | 背面:800 万画素 前面:500 万画素 |
背面:500 万画素 前面:200 万画素 |
バッテリー | 6000mAh | 6000mAh |
Wi-Fi | 802.11n, 802.11b, 802.11a, 802.11ac, 802.11g | 802.11n, 802.11b, 802.11ax, 802.11a, 802.11g |
拡張ストレージ | 最大1TBまで可能 | 最大1TBまで可能 |
製品を比較した結果はどうだろうか?若干i10 Plusの方が上位モデル感がある。一方で、I9 PlusのWi-Fiは802.11ax (Wi-Fi6)に対応しているので、不思議な差異がある。
筆者の勝手な印象ではあるが、サイズ感や容量から見るにiPad(無印)が近しいタブレットだと思われる。iPad廉価版は価格が58,800円であることから、Bmaxタブレットは4分の1または5分の1程度の価格となる。
Bmax I10 Plus
Bmax I10 Plusは、Android 15を搭載した10インチタブレット。Unisoc T606オクタコアCPUと12GB RAM(4GB+8GB仮想メモリ)により、スムーズな動作とマルチタスク処理を実現。128GBのストレージは最大1TBまで拡張可能で、アプリや動画、写真を保存するには十分の容量。解像度1280×800のIPSディスプレイとデュアルスピーカーを備え、Widevine L1対応でNetflixやPrime Videoの高画質再生が可能。6000mAhの大容量バッテリーで長時間使用でき、USB Type-C充電にも対応。顔認証、画面分割など多彩な機能を搭載し、仕事や学習、エンタメ用途にも最適な一台。
Bmax I9 Plus
Bmax I9 Plusは、アンドロイド 15搭載の10インチタブレット。Rockchip RK3562プロセッサと12GB RAM(4GB+8GB仮想メモリ)を搭載。64GBストレージを備え、最大1TB拡張可能。6000mAhバッテリー、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0対応で快適な通信環境を提供。1280×800のIPSディスプレイとデュアルスピーカーで高品質な映像・音響体験が可能。Widevine L1対応で高画質動画も視聴可(NetflixはHD非対応)。普段使いがメインの人にとってコスパが高い一台。
Amazonの口コミ比較
ユーザの方々の評判はどうなのか。Amazonの口コミ(筆者がランダムにピックアップ)を比較してみた。価格が安い分賛否も分かれているようだ。
Bmax I10 Plusの口コミ
★★★★★ コスパは高い 価格から考えると十分な性能。 動画、ネット、ゲームはサクサク動きます。 使う内容にもよりますが、バッテリーもじゅうぶんにもちます。 画面の大きさ、液晶の見やすさも良いです。 ★★★★★ お値段以上、予想以上、大変気に入りました。 スピーディな商品到着後、丁寧な梱包を慌てて開けて早々に電源ON! 期待以上のクリアな画面、レスポンスの良さ、背面のスタイリッシュなロゴ、どれもこれも大満足です。大切に使いたいと思います。 ★★★★ 普通に使える。 子供の動画視聴、ゲームでの使用の為に購入しました。特に問題なく使用できています。画面もキレイでサクサク動きます。 |
★ やっぱりAndroid iPadを使い慣れていたのでAndroidは非常に使いにくい。しかもフリーズばかりする不良品?だった為即返品しました。 ★ 使いやすいが 何もしてないのに、勝手に電源落ちる。 毎回電源入れないと使えないから、とても不便 ★★ 充電おかしいです。 買って1ヶ月経ってないのに急に充電おかしくなりました。 100%で充電したのに朝に50%になってたり0%になってて充電切れていたり。 交換しようと思っても返金しかできず交換は再注文になるらしい。面倒くさいから返金しようか迷い中です。 |
Bmax I9 Plusの口コミ
★★★★★ コスパよいです! コスパ良いです。 子供の英検教材勉強するのに利用しました。 画面も大きいし、設定も簡単だし、安いし、買って良かったです! ★★★★ お値段以上 今まで使用していたタブレットが古くなり、色々とガタが来ていたので購入しました。 使用用途はYouTubeやアマプラ視聴のみなので余り高スペックなものは必要無いと色々探していました。 値段も安く動画視聴程度なら何の過不足無く使用出来ています。 他レビューにある通りバッテリー持ちは良くないですが、値段を考えると十分な性能に思いました。 ★★★★ 高コスパ 処理性能、画面サイズとしてのコスパは良いと思います。 使い方の問題かもしれないが、バッテリーの減りが早いような気がします。 |
★★ お値段相当 10000円以下で購入できた点は良かったです。 画像はiPadと比べると少々粗く、反応も遅め。充電がなくなるのが早い。 ★ 一万円なりと理解できれば買いかも、、、 1万円 そこそこ なら使えると判断すべきなのか。。。 10年前の Huawei のタブレットから乗り換えたが動きはそちらの方が気持ちが良い。完全に1万円とはできるならば 選択肢としてはありだと思う ★ 使ってまもなく 使って1ヶ月も経っていないのに、他の人が上げているように液晶画面が故障した。特に衝撃を与えた記憶もない。2度と買わない。 |
まとめ - BmaxタブレットはiPadの代わりになるのか?
Bmaxタブレットのスペックと口コミを調査した結果、筆者的にBmaxの格安タブレットはiPadの代替としては厳しいと言わざるを得ない。以下に理由を述べる。
1. スペックの違い
iPadはAppleの高性能チップ(MシリーズやAシリーズ)によりアプリの動作がスムーズである一方、Bmaxタブレットで搭載されているチップはそれほど高性能ではない。軽作業なら問題ないが、ゲームなど高負荷な作業はパフォーマンス不足が予想される。
2. ディスプレイの違い
iPadのRetinaディスプレイは高精細で視認性が高いのに対し、Bmaxタブレットの解像度は1280×800と低め。通常のブラウジングや読書程度なら十分かもしれないが、高画質での動画視聴では大きな差がでると予想される。
3. 耐久性 – Bmaxは故障リスクが高い?
Bmaxタブレットの口コミを調べると、「数ヶ月で充電できなくなった」「突然電源が入らなくなった」といった報告がちらほら見られることから、耐久性の低さも懸念される。iPadは、Appleの品質管理基準が高く、ハードウェアの耐久性にも優れているため、長期間安心して使いたい場合、やはりiPadの方が信頼性は高いだろう。
上記より、Bmaxタブレットは「サブ用途」ならアリ、という結論になると思われる。
iPadの価格はもちろんBmaxより高いが、長期的に見ればコスパは悪くない。安価なタブレットを検討する際は、「結局すぐに壊れて買い替えが必要になるのでは?」という点も考慮に入れて購入検討していただきたい。